6月のカレッジ:若狭を知る①「湖編」

若狭ソーシャルビジネスカレッジ「プレ講座」として開催した6月2~3日の回は、遠方は東京や大阪から3名の方、そして県内在住のIターンの方8名、計11名の方々に参加いただきました。

先ずは、若狭になじみの薄い方が多いため、1日目は「田辺一彦からみた若狭」と題し、カレッジの代表田辺が若狭各所をご案内しました。ここで生まれ育ち、活動している立場である田辺から、一般的な観光案内では見えてこない地域の姿をお伝えできたのではないかと思います。

2日目はもう少し深く知るために、湖のくらしについて、三方五湖の湖畔で生まれ育ち、湖とともに生きてきた田辺福富さんにお話を伺いました。そして、実際に船で湖に繰り出し、水月湖~菅湖、久々子湖をご案内いただきました。福富さんが子供のころ、今からおよそ60年前は道も舗装されておらず、移動手段は舟が主流だったそうです。また、かつては湖の漁業も盛んで、集落全員で大きな網をつかって漁をし、滋賀県へ売りに行くほど獲れていたそうです。お話を聞きながら、今とは全く異なる風景とくらしがあったことを想像し、また、その豊かだった湖がなぜいまのような姿になっているのか、過去のことに想いをめぐらせながら、何を学んで、これから生かしていくのか、様々なお話をすることができました。

初めてお会いする方々と深いお話ができ、とても充実した回となりました。