若狭ソーシャルビジネスカレッジ2021 第1回

今年度の第1回カレッジが7月3日、4日に開講されました。地元の高校生や若狭町内で働いている方、県外からのリモート参加の方まで色々な地域や年代の参加者が集まりました。また今回は美方高校新聞部の皆さんが取材にも来てくださり賑やかなスタートとなりました。

1日目は初めに各自の自己紹介からスタート。その後には本カレッジの開校にあたっての趣旨やカレッジ開校に至るまでの経緯についての説明を「幸せの探求というテーマ」で受けました。若狭というごく普通な田舎でどう暮らし生きていくのか、「お金を稼ぐことが目的」ではなく地域が潤うことで一人一人の意識が変化していくことを目的に働いき生きていくにはどうしたら良いのかを考えていく内容でした。1日目の後半戦では小型船に乗り込み水月湖~浦見川~久々子湖~管湖と普段陸から見る景色とは違う角度から三方五湖を見て回りました。船の中ではかつての三方五湖周辺の農村での生活や生き物など自然環境の話を聞きながら、参加者それぞれの会話も弾みとても良い時間となりました。

2日目は「別講師のNPO法人共存の森ネットワーク理事長の澁澤寿一氏より、「若狭ソーシャルビジネスカレッジの目指す地域の姿―開講によせて」というテーマで講義をしていただきました。自然の恵みを消費しきらない大昔からの生活を続けてきた時代と高度成長期から今までの60年間の大量消費時代とを比較しながら、「仕事」「働く」「生きる」といった言葉の意味の変化や、他者との関係性(人と人、人と自然、世代と世代など)が変化をしてきていることをご説明頂き、都市と農山村それぞれの抱える問題点なども教えて頂きました。

参加者の感想より:

「今回受講したことで私たち若い世代だからこそ出来る事守れる事がたくさんあると改めて気づくことができこれからがワクワクしてきた。」

「澁澤さんのお話を聞きながら『自分の大切にしたい価値観が何なのか』『幸せな生き方は何か』を考えていく上で、このカレッジでの1年を通して様々な人の意見や考えを聞いて考えていきたいと思った。」