第6回:地域の課題解決ワークショップ

今回のワークショップは、地域の課題解決を、実例をもとに考えてみるということで、カレッジ参加者のひとりが関わっているおおい町で進むプロジェクトをテーマにさせていただきました。
おおい町に新しく開業予定の商業施設ですが、この施設はこれまで行政主導で進んできた同町の他の施設とはことなり、官民協働で進められているそうです。
そこで、この施設の管理運営のために民間の方々が共同出資して新たに設立された会社、「リライトおおい株式会社」の代表取締役、村松弘康さんにお話を伺いました。

「リライトおおい株式会社」代表取締役 村松弘康さん

まずは、実際に建設整備が始まっている建設予定地の見学、そして周辺施設を視察しました。
その後、会社設立の経緯、施設に期待する点(町民が集える場、利用してもらう場)等、現状と課題を含めてご説明いただきました。

2日目には、初日に見聞きした情報をもとにアイディアを出し合い、ポイントや課題整理のためのワークショップを行いました。その上で、各自が新施設や会社のあり方についての提案としてまとめました。
実例をテーマにさせていただいたことによって、まちづくりの課題、難しさについてとてもリアルに考えられたかと思います。
また、今回お話いただいた村松さんの想いは、「なんでも行政任せの体質になってしまっている町の雰囲気を少しでも変え、いま一度、町民の郷土愛を育み、まちづくりに町民が参加していく雰囲気を醸成していきたい」ということでした。おおい町だけでなく、若狭全体でその風土を作っていくことが明るい未来のためにはとても重要だとあらためて感じました。

参加者の感想より:

「おおい町で新しい動きが起こっていることを知り、驚きました。自分なりに住民をまきこんだ地域づくりは長期間かかり、労力も大きいですが、非常に重要だと思っています。」