Monthly Archives: 9月 2019

第3回カレッジ:田舎で生き生きと暮らすための生業を考える

第3回カレッジを9月7~8日に開催しました。

今回は、「田舎で生き生きと暮らすための生業を考えるー海越地区を事例に」というテーマを設けました。

実際に自分が田舎で暮らそうと思ったときに、どんなことがあれば移住したいと思うのか、どんなことをしながら暮らしていきたいのかを、考えてみる機会としました。

いつかは田舎暮らしがしてみたい、地方と関わりながら都市で暮らしていきたい等、参加者の方によってそれぞれですが、今回はカレッジの活動拠点のある海山と、隣の塩坂越という比較的小さな空間(海越地区)に限って、その中で何ができそうか、やりたいのか、できるだけ具体的に考えることにしました。

1日目はフィールドワークで、海山、塩坂越集落には何があるかどんな風景見えるか、それぞれの視点で見て回りました。

そして2日目には参加者それぞれの関心に沿って、してみたいこと、あったら嬉しいことなどをまとめ、発表してもらいました。参加者の方の感想:

「最初、『海山の資源を活用したビジネスを考える』と聞いて、資源が見つかるか?無理じゃないか?と思っていた。それでも、1日目ゆっくり地域を歩いて回りながら、自分がここで何が出来たら嬉しいか、自分が住人だったらここがどうなると嬉しいか、、いろいろと考えることが出来ました。」

「このように発表や討論をできる場所・時間の大切さを痛感しています。具体的に考え、行動する力を養う必要性を再認識し、今から行動したいと思います。」

第2回カレッジ:自然を活用する働き方

7月最初の週末に開かれた第2回のカレッジは、「自然を活用する働き方」というテーマで行いました。

まずは実際に催行している自然体験ツアー(1日目は海でカヤックツアー、2日目は湖周辺のサイクリングツアー)を体験しました。

そして、思う存分体験を楽しんだ後、2日目の午後は、座学でツアーの料金設定や運営に必要な考え方などを学びました。

参加された方の感想:

「座学ではものの価値について考えさせられました。正直、自分はものに関してあまりこだわりがなく、安さを重視してしまうことが多く、ガイドの価値に関してもわからなかったのですが、この考え方は、”持続可能”には程遠いものだと感じました。もの、人の能力の価値について考えていきたいのと、できる範囲で良いと感じたものを安さより重視していきたいです。」

「これまで仕事で体験等の料金設定の難しさ、考え方に悩んでいたが、今回の座学を終えて、少しわかったように思う。ただ、現状の設定料金とのすり合わせや、都市部と地元での価格に対する価値観に大きな差があるので、単純に計算で決められないとも思った。」

普段はものや体験の価格、価値について深く考えることはなかなかありませんが、今回のカレッジを通して、それぞれの仕事や生活のなかで、新たな視点を持たれたようです。

今後、それぞれの方の進む道で、ひとつの考え方として参考にしていただければ幸いです。