第3回:聞き書き

前回は若狭の「自然」を満喫した回でしたが、今回は若狭の「人」を知る回として、「聞き書き」を行いました。
いずれも若狭町に生まれ育った藤本俊夫さん(80代)、大下多喜子さん(70代)に子どもの頃からの遊びや暮らし、ご家族のことなどたくさんお話を伺いました。

参加者の方にとって、生まれ育った環境も時代も全く異なるお二人のお話はとても興味深く、そしてお二人ともとてもお話が上手で、あっという間に約2時間が経ってしまいました。

お話を聞いた後は、書き起こしと編集作業です。約2時間のお話の書き起こしは膨大な量になりましたが、夜も作業するなど熱心な皆さん。2日目の午後には、見事にそれぞれのお話が作品になり、皆で共有することができました。

参加者の感想より:

「今の80代ぐらいの人の生活の変化はすさまじいものがあったんだと改めて感じました。伝統で残さないといけないこと、変えていかないといけないこと、今生きる我々は過去の生活から学び、未来へ進んでいかねばならないと思います。」

「社会が成長していくと共に人生を送れたのはうらやましいと感じたけれど、これからの暮らしのヒントもあって、藤本さんの「積上げることが大切」という話は確かにその通りだと思った。」

「今回は子ども時代の景色を読者に伝えられるような作品にしようと思い、大下さんがとても楽しそうに語られていたワンシーンを選んで書き起こしました。」