第2回:若狭の自然をフィールドに生業を考える

今回のカレッジは「自然をフィールドにする生業を考える」というテーマで行いました。
先ずは実際に催行しているカヤックとサイクリングのツアーを体験。

1日目の午後はカヤック、2日目は朝からサイクリング。まだ若狭へ来て日の浅い参加者の方々は、たっぷりと若狭の自然を体感することができたようです。


2日目午後の座学では、体験ツアーに対する値付けの考え方や、スモールビジネスを起こす際の注意点などについて、持続可能な経営や生業について参加者の方と質疑応答を交えながら語り合うことができました。
宿泊業やイベント・体験事業等を行ってきた経験から話させていただき、成功例や正解とは言えない内容であったかと思いますが、紆余曲折の様々な経験談をお話することができたかと思います。
これからを考える参加者の皆さんの参考に少しでもなれればと思います。

参加者の感想より:

「講義では、しっかりと社員に給与を払える商品(ツアー)価格でないと、結果的に地域の自然も守っていけない、ということが心に残りました。」

「例えばイベントを開催する際、民間が運営する場合は事業継続のためにはどうすればよいかや収益性を考えますが、行政運営の場合は多くの人を呼ぶために値段を下げたり継続性をあまり考えないことがあり、これは民間圧迫にもつながると思いました。人口減少の今、行政も稼げる自治体を目指し、住民還元をするなど考え方を変えていく必要があるのではないかと思いました。」