「自分の生業・ビジネスプランを考える」
◇日時:2月8日(日)
◇講師:田辺 一彦
◇参加人数:12名
◇内容: 1年間にわたり実施してきた「若狭ソーシャルビジネスカレッジ2025」の集大成として、これまでの学びを振り返り、今後地域で取り組むべきソーシャルビジネスや「生業」のあり方を深く考える総括講座を開催いたしました。
今回は諸条件により12名での開催となりましたが、結果として、一人ひとりの思考の解像度を高め、普段のワークショップでは到達できないレベルでの「本質的な対話」が交わされる、極めて密度の濃い時間となりました。
1. 参加者の視点:「自分事化」と新たな展望
参加者それぞれの現時点での立ち位置を確認し、対話を通じて思考を整理したことで、以下のような多角的な学びの成果が得られました。
- 多角的な課題解決の視点: 同じ地域課題に対しても、立場や経験が異なる参加者同士が対話を重ねることで、自分一人では到達し得なかった新しい解決策の切り口に触れ、視野を広げることができました。
- 思考の言語化と整理: 漠然と抱いていたアイデアや課題感を他者に相談し、フィードバックを受けるプロセスを通じて、自身の考えが整理されるとともに、次に踏み出すべき一歩が明確になりました。
- 地域への帰属意識の深化: 若狭町から嶺南地域、そして福井県へと、自身の活動をより広いマクロな視点で捉え直すことで、「自分が住む地域をより深く知り、主体的に関わる」という当事者意識がより強固なものとなりました。
2. 主催者の総括:固定化から見えた「次の一手」への気付き
今回の開催は、主催者にとっても「コミュニティのあり方」と「事業の持続性」を再考する貴重な機会となりました。
顔なじみのメンバーによる対話は、一見すると「マンネリ化」というリスクをはらんでいますが、それは裏を返せば「強固な信頼関係に基づいた本音の対話が可能である」という強みでもあります。あえてこの状況を客観視したことで、「今、地域に本当に必要な価値は何か?」「まだ地域に関心を持っていない層をどう巻き込むか?」という、次年度に向けた極めて重要な問いが浮き彫りになりました。
3. 未来への展望:2026年度に向けた価値の再構築
今回の総括講座は、単なる1年間の幕引きではなく、来年度に向けた「戦略的な検証」の場となりました。 「この地域で生き、働くこと」の本質を追求し続ける本カレッジが、より多くの人を惹きつけ、実効性のあるソーシャルビジネスを生み出すための仕組みへと進化していくために。今回の「少人数での深い気付き」を種として、次年度の事業設計へと繋げてまいります。
