第5期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2022 第3回】

「人を知る-聞き書き」

◆日時:10月2日

◆講師:田辺福富氏

◆内容:地元在住の田辺氏によるこの地域の70年前からの生活スタイルをお話いただきました。そして、お聞きした話をグループごとにまとめる作業・発表を行いました。

◆詳細:「若狭町海山の集落を知る」ということで、海山集落で生まれ育った田辺福富さんから海山集落でのかつての暮らしについてなどお話を聞かせていただき、実際に一緒に海山集落の散策もしました。かつて三方五湖で行われていた漁や水害に備えた石垣の高さについてなど、昔の集落の様子について実際の場所に立ちながら教えて頂くことでよりイメージがしやすくなりました。また参加者みんなで地域を歩くことで今は使われなくなってしまったが魅力的な場所や地域の課題を見つけることができました。

 

散策し田辺福富さんからお話しを伺った海山集落について、参加者それぞれが感じたことや地域の課題と特徴などを書き出し一緒にまとめる作業を行いました。前日のことを思い出しながら、参加者同士の会話が弾む時間となりました

 

 

参加者の感想より

・今回のカレッジを通して改めて自分の目で見て肌で感じることの大切さを感じた。普段何気なく見ている景色の中にも昔の人の生活してきた軌跡があるのだと認識できた。福富さんからのお話を通して自分の知らない時代の事を知るのはワクワクし新たな発見もたくさんあったので、自分の祖父母の話もきちんと聞いておこうと思った。

・育ってきた「まち」の良さを改めて感じた。

・金を稼ぐだけの仕事ではない仕事の在り方は、人生をどのように生きるかが関わると強く感じた。

第5期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2022 第2回】

地域の自然を活用する働き方

日時:9月4日

◆講師:田辺一彦

◆内容:今回のテーマは「地域の自然を活用する働き方」としょうし、「アクティビティ(カヤックツアー)」を体験していただきました。天気にも恵まれ若狭湾(リアス海岸)を舞台に体験していただきました。終始、カヤックツアーでは色々なスポットをカレッジ代表田辺からお話させていただきました。

◆詳細:。第1回に続き色々な地域や年代の参加者にお集まりいただきました。また、今回に限っては、地元で生活していながら、なかなかこのような体験をしたことがない方々にもご参加いただき、いろいろなことをみんなで勉強することができました。

 

 

まずは、一番大切な部分として「私共が開催しているカヤックツアーの始まったきっかけ」からお話は始まり、現在行っているサービスを体感していただくことを目的として、お客様と同様なサービスを展開しました。また、現在ガイドとしてサービスを展開しているスタッフにも参加していただき、スタッフ目線での話もお聞きいただき、「経営者」「労働者」「参加者」の皆さんの想い・気持ち・感覚がわかる時間を提供させていただきました。

ツアー最中には、「無人浜で作るダッチオーブン料理」も提供させていただき、夏休みにお越しいただいていた一般の参加者の気持ちになっていただきました。

地元出身の参加者ばかりとなったこの回でしたが、普段から知っている場所を違った角度から見ることが出来たり、車では行くことの出来ない場所を走ったりと新鮮な気持ちで地域を見ることが出来ました。自然の中をサイクリングしながら地域の魅力を再発見し、この魅力をどう伝えながら楽しんでもらえるのか参加者みんなで話すことが出来ました。

また、今回のツアーでは、「参加者を楽しませる」ことだけではなく、どのように地域・労働者・参加者・経営者のバランスを考えながら、空間・システムを構築していくか?を考えるきっかけになったのではないかと感じています。

参加者の感想より

・単に「カヤックツアー」と聞くと、「楽しませることが一番大事!」と考えがちですが、一番大切なことは、そのツアーを見守ってくださる「地元の雰囲気」をどのように作り上げるか?が大切だと気付きました。

・育ってきた「まち」の良さを改めて感じた。

・金を稼ぐだけの仕事ではない仕事の在り方は、人生をどのように生きるかが関わると強く感じた。

・アクティビティーツアーを開催することが、自然を守ることに繋がるんだと感じた

第5期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2022 第1回】

「若狭ソーシャルビジネスカレッジの説明ー若狭での生業を考える」

◆日時:7月3日

◆講師:澁澤寿一氏

◆内容:参加者が初めて集まっての自己紹介と「若狭ソーシャルビジネスカレッジ」開催に向けての想いをご理解いただくと同時に、特別講師のNPO法人共存の森ネットワーク理事長の澁澤寿一氏より、「若狭ソーシャルビジネスカレッジの目指す地域の姿―開講によせて」というテーマで講義をしていただきました。

◆詳細:今年度の第1回カレッジが7月3日に開講しました。若狭町内で働いている方、県外からのリモート参加の方まで色々な地域や年代の参加者が集まりました。また、今回までの受講者も多数お集まりいただき、澁澤先生の講義を聞くと同時に、もう一度自分の考えをまとめるきっかけにしていたようだ。

各自の自己紹介からスタート。その後には本カレッジの開校にあたっての趣旨やカレッジ開校に至るまでの経緯についての説明を「幸せの探求」というテーマで行いました。若狭というごく普通な田舎でどう暮らし生きていくのか、「お金を稼ぐことが目的」ではなく地域が潤うことで一人一人の意識が変化していくことを目的に働いき生きていくにはどうしたら良いのかを考えていく内容です。

特別講師のNPO法人共存の森ネットワーク理事長の澁澤寿一氏より、「若狭ソーシャルビジネスカレッジの目指す地域の姿―開講によせて」というテーマで講義をしていただきました。

自然の恵みを消費しきらない大昔からの生活を続けてきた時代と、高度成長期から今までの60年間の大量消費時代とを比較しながら、「仕事」「働く」「生きる」といった言葉の意味の変化や、他者との関係性(人と人、人と自然、世代と世代など)が変化をしてきていることをご説明頂き、都市と農山村それぞれの抱える問題点なども教えて頂きました。

また、江戸時代(自給自足な成り立っていた時代=バランスの取れていた時代)のお話をううかがいました。

参加者の感想より:

「今まで何となく生きてきたことが、、恥ずかしく感じた。」

「澁澤さんのお話を聞きながら『自分の大切にしたい価値観が何なのか』『幸せな生き方は何か』を考えていく上で、このカレッジでの1年を通して様々な人の意見や考えを聞いて考えていきたいと思った。」

第4期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2021 第8回】

「成果報告会」

◆日時:2月26日

◆講師:澁澤寿一氏

◆内容:1年間実施してきたソーシャルビジネスカレッジを通して、考えたこと、今後地域において自らが取り組みたいソーシャルビジネスやスモールビジネス、生業のあり方について、成果報告として発表を行った。

◆詳細:参加者のうち、ソーシャルビジネス提案を行った5名の内容を別添として掲載する。

別添②・・澁澤様の講演資料

参加者の感想より:

「緊張したが、現時点での自分の考えを整理するきっかけとなり、とても良い時間でした」

「それぞれの人の将来を聞くことができ、自分の選択肢とは違う人に出会えてとても刺激になりました。」

「いろいろな角度から地域の課題を解決する案が出ていて、とても勉強になりました。」

「自分の発表に対して質問されたとき、自分の中にまだ迷いがあったので、もう少し考え、具体的にイメージしなければならないと感じた。」

高校生の感想より ・昔の人が作り上げたものがあ って、今がある。感謝しないと。 話しから、自然や地元の魅力、 自分たちの課題といった多くの ことが知ることができた。今ま での生活の中に、未来の生活の ための知恵が発見できるかもし れない よい地域の条件(塩見直紀氏) 海山川などの豊かな自然があること いい習慣があること いい仕事があること 少しのお金で笑って暮らせる生活技術を教えてくれる 学びの場があること 住んでいて気持ちがいいこと

高校生の感想より ・地域は人と人との関わりでつくられている、「自然は 寂しい。けれど人の手が加わるとあたたかくなる。その あたたかなものを求めて歩いてみよう」(宮本常一)こ の考え方は大切になってくるだろう。便利になっていく 世の中だが、結局は人の力によって物事は動いていくの だ。今ある地域の方々の知恵やしきたりをもっともっと 次の世代に伝えられるようになればなあ。・・・なくなる ことがないように、それを自分たちがつないでいけるよ うにしたい

第4期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2021 第7回】

「セルフデザイン」

◆日時:2月6日

◆講師:田辺一彦

◆内容:次回の成果報告会の準備として、発表とブラッシュアップ作業

◆詳細:今回は来月の最終回に行われる成果報告会にむけての会です。最終の成果報告会のテーマは「わたしのソーシャルビジネス」。これまでのカレッジの中で色々な方々からお話を伺い、色々な職業や生き方、地域による課題や考え方を学んできたカレッジ生ですが、自身の考えるソーシャルビジネスとして、どのような社会問題を解決するビジネスを考えるのかとても難しいです。ということで、今回の前半ではこのテーマに取り組むにあたり参考になればということで、過去の卒業生の発表を聞いて頂きました。

一つ目は梅農家として地域の農業の後継者不足の問題や農薬による環境問題への課題解決を目指すというソーシャルビジネス。

二つ目はプチ移住者向けのシェアオフィスというソーシャルビジネス。

こちらのビジネスを考えた卒業生は「プチ移住者向けのシェアオフィスは全国にたくさんある」「同様の施設に不足しているものは何か」とテーマを進めていく中で感じたさらなる課題も含めた発表内容でした。実際の発表を聞くことが出来たことで、テーマへの取り組み方や資料の作成方法などの具体例を知っていただきました。

後半戦では出席したカレッジ生それぞれが現段階で考えているソーシャルビジネスについてプレ発表。それぞれの現在の職業や取り組みなどの説明から、なぜそのビジネスを考えたか、そのビジネスによりどんなことをしたいのか、言葉にだし説明することで自身の考えをまとめることが出来たのではと思います。また、プレ発表の後には他の参加者から質問や感想をもらい次回の発表に向けて自身のソーシャルビジネスのさらなるブラッシュアップが出来るとそれぞれが手ごたえを感じたようです。

 今回のそれぞれから出たソーシャルビジネスはまだまだアイディア段階。このアイディアが他の人からの意見や感想を取り込んで、どんな成果発表となるのか楽しみです。

****第6回の段階での「私のソーシャルビジネス」*****

・農業研修中のカレッジ生、研修終了後には住んでいる集落の営農組織の改革に取り組む。これまで大きな黒字を出していなかった営農組織でしっかり若者の生活できる給与を払えるほどに収益を得ながら、どう集落の人の生きがいや田畑の景観を維持し持続可能な集落運営をしていくのか。

・フリーライターとして活動しているカレッジ生、素敵なビジネスや活動している人の事をたくさんの人に知ってもらいたい。そのために様々なイベントや商品開発、SNSでの発信などライターとして文章を書くだけでないことをしていきたい。

・まだ20歳で地元の友人の多くが県外へと出てしまったというカレッジ生、まだ経験が浅くどうすることで「ビジネス」を始められるのかが分からない。でも県外に出た友人たちがいつか帰ってくることができたり、地元の様々な人が交流できる場所を作りたい。

・現在設計士として活躍しているカレッジ生、現在の仕事で古民家改修など取り組む中で全国で問題になっている空き家の問題を解決したいと感じるように。都会の人向けにリフォームの体験会やリフォーム後の空き家の活用など色々なことに取り組みたい。

第4期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2021 第6回】

「地元で活躍する方への取材」

◆日時:1月15日~16日

◆講師:藤原雅司氏  立井隆一氏  坂野佳彦氏  吉田利明氏

◆内容:1日目は藤原雅司氏 :立井隆一氏による自らの生業についてお話をお聞きしました。2日目は 坂野佳彦氏 ・吉田利明氏による自らの生業についてお話をお聞きしました。

◆詳細:新年最初のカレッジのテーマは「地域のこれから-地域課題解決に向けた企画・提案の為の勉強会」ということで、2日間にわたり地域で活躍されている先輩方4名へのインタビューを行いました。

お一人目は若狭町内で民宿を経営されながら漁師として活躍されている藤原雅司さん。

高校生の時に家業である民宿を継ぐことを決意し、高校卒業後は県外での修業を経て若狭へと戻ってこられました。若い頃には仕事にただ一生懸命だったが、30代になり子どもが生まれ、同世代の知人が地元で増えて来ると仕事以外でも地域に貢献したいという思いが芽生えてきたそうです。現在は地域つくり協議会などの地元での活動のほか、同年代の潜り漁師数名と「海もぐら」というグループを作り海洋資源を守りながら漁師を続けていく方法を模索されています。

 お二人目は町内で魚屋をされている立井隆一さんです。

「若狭町にこだわらず何かをしたい!」と漠然とした思いをもって都会で様々な職業を経験され、知人の方から紹介され閉店をされる予定だった魚屋を引き継がれました。店頭での販売のほかにオンラインの販売を行い、それと合わせて魚の捌き方などの動画の配信なども行っており、次の魚屋のスタイルを模索しながらの経営をされています。

 三人目は若狭町内で梅の自然栽培に取り組まれる梅農家の坂野佳彦さんです。

坂野さんは大阪出身で梅農家になるために若狭町へ移住され4年目を迎えています。実際に移住され農業を始めてみると、過疎化や後継者不足の問題、果実の見た目のためだけに使用される農薬の環境への問題など様々な問題があると感じられてそうです。これらの問題の解決方法として坂野さんは梅の栽培方法で自然栽培という農薬も化学肥料も使用しない方法を選ばれたそうです。

最後4人目は地域で飲食店を経営されながら農家として活躍されている吉田利明さん。

吉田さんが栽培されているのは主にお米と梅だそうです。特にかつて地域の大きな産業だった梅の生産量はかつての半数以下となり、若狭町が梅の産地であると言えなくなりそうなほどに生産量が減少しているそうです。生産量の減少や耕作放棄地の解消などの問題を解決するためにも新規就農者を望んでいるが、かつてのように各農家が自分の経営だけを考えるのではなく、農家同士の協力関係を作り上げていく必要があると考えているそうです。

 様々な分野で活躍されている地域の先輩方からのインタビューから参加者が感じたのは、「1つの仕事だけでなく複数の仕事や地域での役割をもっていて、半農半Xのような生き方は農業だけではなく、様々な業種でもあることである」ということと、どの先輩方も「日々を生き生きと楽しそうに生活されている」ということでした。また、どの分野でも自身の取り組みを様々な方面にしっかり情報発信していくことがお互いの理解を深めることや新しい協力のかたちを生み出していくという感想も聞かれました。

第4期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2021 第5回】

「自分を知る-セルフデザインワークショップ」「自然をフィールドにする生業:アウトドアアクティビティの体験・企画」

◆日時:12月4日~5日

◆講師:塩見直紀氏  田辺一彦

◆内容:1日目は塩見氏による「自分を知る-セルフデザインワークショップ」。2日目は田辺による「自然をフィールドにする生業:アウトドアアクティビティの体験・企画」。

◆詳細:一日目は、毎年講師にお招きしている半農半X研究所の塩見直紀氏による「自分を知る-セルフデザインワークショップ」。今年は残念ながらオンラインでの講習となりましたが、例年と同様に様々なワークと講義をしていただきました。

まず始めは、自分AtoZ。アルファベットのAからZを使っての自己紹介をしました。自分を表す26個のキーワードを考えそれを使って自己紹介するこの手法は短時間でしっかりと自分自身を紹介することができる方法です。キーワードを考える時間は、改めて自分は何が好きかどんなことを大切にしているかを知ることができます。

塩見氏からは各地で製作されている様々なAtoZの事例を紹介していただき、参加者からも成人式で同級生と「地元の好きなとこAtoZ」を作るにはといった質問などもあり盛り上がりました。

講義の後半は半農半Xという考え方や地域資源から新しいアイディアを考えるということについてお話しいただきました。農業をしながら別の仕事や生きがいをもち仕事をする、この生き方は特別講師の澁澤寿一氏による第3回の講習でも課題となった「どう生きるか、どう暮らすか、どう働くか→この時代をどう生きるか」というテーマとつながる部分も多いと感じました。これからの時代は農業と何かという半農半Xだけでなく、様々な複数の業種の組み合わせでの働き方や生き方が一つの選択肢となるのかもしれません。

二日目は、若狭ソーシャルビジネスカレッジ実行委員会 代表 田辺一彦から「自然をフィールドにする生業:アウトドアアクティビティの体験・企画」をテーマにお話しました。

田辺がこれまでに開催してきた様々なアクティビティイベントについての様々な考え方や料金設定についてなどをお話しました。お話の後には実際にそれぞれが若狭エリアをフィールドにしたサイクリングアクティビティを企画していただきました。集落の中を巡るツアー、敦賀から小浜に向けて走るツアーなどいろいろなツアーのアイディアが出ました。企画後はそれぞれがどんな思いで企画したのかをプレゼン。自分の中で考えるだけでなく人の前で考えを発表し、ほかの人からの意見を取り入れることでまた新たな発見ができ、さらに面白いツアーにすることが出来る事を感じていただきました。

第4期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2021 第4回】

「地域の自然を活用する働き方」

◆日時:11月7日

◆講師:田辺一彦

◆内容:地元で開催されているサイクリングツアーに参加することで生業を体験する

◆詳細:

今回のテーマは「地域の自然を活用する働き方」としょうし、「アクティビティ(三方五湖一周サイクリング)」を体験していただきました。天気にも恵まれ水月湖~三方湖~菅湖~久々子湖~日向湖~水月湖の約35kmを走りました。サイクリング中は三方五湖周辺の色々なスポットをカレッジ代表田辺からお話させていただきました。

中でも途中に立ち寄った美浜町日向にある三宅彦右衛門酒蔵では店番をされていた11代目だという蔵元さんからいろいろとお話を聞かせて頂き、思わぬところで前回のカレッジで行った聞き書きのインタビューのような時間を過ごしました。日常の生活の中でも聞き書きは出来るのだと参加者みんなで実感することが出来ました。

地元出身の参加者ばかりとなったこの回でしたが、普段から知っている場所を違った角度から見ることが出来たり、車では行くことの出来ない場所を走ったりと新鮮な気持ちで地域を見ることが出来ました。自然の中をサイクリングしながら地域の魅力を再発見し、この魅力をどう伝えながら楽しんでもらえるのか参加者みんなで話すことが出来ました。

第4期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2021 第3回】

「人を知る-聞き書き」

◆日時:11月6日

◆講師:長谷利夫氏

◆内容:長谷利夫氏をゲストに迎え、「聞き書き」をテーマに開催

◆詳細:11月6日に第3回のソーシャルビジネスカレッジが開催されました。テーマは「聞き書き」となりました。

テーマである「聞き書き」とは地域で暮らしを続けてきたお年寄りから、幼いころから今までの暮らしや仕事などについて録音しながらインタビューし、一字一句すべてを書き起こして、ひとつの文章にまとめる手法のこと。この聞き書きを通して地域の暮らしの知恵や技、その人の生き方を理解し、自然とのつながりや生きることについて考えるきっかけとするものです。第2回のカレッジで特別講師の澁澤寿一氏から教えて頂いた聞き書きの方法やコツ、大切にするポイントなどを思い出しながら地域の大先輩へのインタビューを行いました。

お話を聞かせて頂いたのは、海沿いの集落で民宿を営む長谷利夫さん。

中学校を卒業し稼業の漁師を継がれ60年、今は海の漁師はワカメを獲るくらいになったそうですがまだまだ現役で海へ、そして今は若狭町でも随一の山の猟師としても活躍されています。若いころの漁の話から山の猟の話など、60年前から今までの自然と共にある暮らし方についてお話を聞かせて頂きました。

カレッジ生は次回カレッジまでに、まるで長谷さんが一人語りをしているかのように聞き書きをまとめていきます。まとめる作業の中でおよそ3時間のインタビューの録音を何度も聞き、長谷さんの過ごしてきた暮らしの理解を深めていくことが出来るはずです。

第4期【若狭ソーシャルビジネスカレッジ2021 第2回】

「地域を知るー地元学」

日時:10月2日~3日

◆講師:澁澤寿一氏、 田辺福富氏

◆内容:1日目は特別講師の澁澤氏からの「過去からこの地域の未来を考える」をテーマに基調講演をいただき、その後、地元在住の田辺氏によるこの地域の70年前からの生活スタイルをお話いただきました。そして2日目は、1日目でお聞きした話をグループごとにまとめる作業・発表を行いました。

◆詳細:9月に予定していた第2回カレッジが新型コロナウィルスの影響で中止となってしまった為、少し間が空いてしまいましたので、日程をずらし10月2・3日に第2回のカレッジが開講しました。第1回に続き地元の高校生や若狭町内で働いている方、県外からのリモート参加の方まで色々な地域や年代の参加者にお集まりいただきました。前回はリモートでお話を聞かせてくださった特別講師のNPO法人共存の森ネットワーク理事長の澁澤寿一氏も若狭までお越しくださり、第3回のテーマ「地域を知る~地元学~」について直接お話を聞かせて頂くことが出来ました。

1日目の最初は澁澤さんからの講義をお聞きしました。これから50年後の地域のあり方を考えるには今ある地域の姿を知る必要があり、今ある地域の姿を知るためには10年前30年前50年前というこれまでの地域の変化を知ることでより50年後を考えることができるとのことでした。そしてこの50年間の地域の変化を見てきた年配の方からのお話を聞く方法も教えて頂くことが出来ました。これは次回のテーマでもある「聞き書き」を行う上でも必要なことだと感じました。

澁澤さんにお話を伺った後には実際に「若狭町海山の集落を知る」ということで、海山集落で生まれ育った田辺福富さんから海山集落でのかつての暮らしについてなどお話を聞かせていただき、実際に一緒に海山集落の散策もしました。かつて三方五湖で行われていた漁や水害に備えた石垣の高さについてなど、昔の集落の様子について実際の場所に立ちながら教えて頂くことでよりイメージがしやすくなりました。また参加者みんなで地域を歩くことで今は使われなくなってしまったが魅力的な場所や地域の課題を見つけることができました。

2日目は前日に散策し田辺福富さんからお話しを伺った海山集落について、参加者それぞれが感じたことや地域の課題と特徴などを書き出し一緒にまとめる作業を行いました。前日のことを思い出しながら、参加者同士の会話が弾む時間となりました。最後には澁澤さんからの講評を頂き、次回の聞き書きの方法や大切な事を教えて頂きました。

参加者の感想より

・今回のカレッジを通して改めて自分の目で見て肌で感じることの大切さを感じた。普段何気なく見ている景色の中にも昔の人の生活してきた軌跡があるのだと認識できた。福富さんからのお話を通して自分の知らない時代の事を知るのはワクワクし新たな発見もたくさんあったので、自分の祖父母の話もきちんと聞いておこうと思った。

・育ってきた「まち」の良さを改めて感じた。

・金を稼ぐだけの仕事ではない仕事の在り方は、人生をどのように生きるかが関わると強く感じた。