「地元で活躍する方への取材」
◆日時:1月15日~16日
◆講師:藤原雅司氏 立井隆一氏 坂野佳彦氏 吉田利明氏
◆内容:1日目は藤原雅司氏 :立井隆一氏による自らの生業についてお話をお聞きしました。2日目は 坂野佳彦氏 ・吉田利明氏による自らの生業についてお話をお聞きしました。
◆詳細:新年最初のカレッジのテーマは「地域のこれから-地域課題解決に向けた企画・提案の為の勉強会」ということで、2日間にわたり地域で活躍されている先輩方4名へのインタビューを行いました。

お一人目は若狭町内で民宿を経営されながら漁師として活躍されている藤原雅司さん。
高校生の時に家業である民宿を継ぐことを決意し、高校卒業後は県外での修業を経て若狭へと戻ってこられました。若い頃には仕事にただ一生懸命だったが、30代になり子どもが生まれ、同世代の知人が地元で増えて来ると仕事以外でも地域に貢献したいという思いが芽生えてきたそうです。現在は地域つくり協議会などの地元での活動のほか、同年代の潜り漁師数名と「海もぐら」というグループを作り海洋資源を守りながら漁師を続けていく方法を模索されています。
お二人目は町内で魚屋をされている立井隆一さんです。
「若狭町にこだわらず何かをしたい!」と漠然とした思いをもって都会で様々な職業を経験され、知人の方から紹介され閉店をされる予定だった魚屋を引き継がれました。店頭での販売のほかにオンラインの販売を行い、それと合わせて魚の捌き方などの動画の配信なども行っており、次の魚屋のスタイルを模索しながらの経営をされています。
三人目は若狭町内で梅の自然栽培に取り組まれる梅農家の坂野佳彦さんです。

坂野さんは大阪出身で梅農家になるために若狭町へ移住され4年目を迎えています。実際に移住され農業を始めてみると、過疎化や後継者不足の問題、果実の見た目のためだけに使用される農薬の環境への問題など様々な問題があると感じられてそうです。これらの問題の解決方法として坂野さんは梅の栽培方法で自然栽培という農薬も化学肥料も使用しない方法を選ばれたそうです。

最後4人目は地域で飲食店を経営されながら農家として活躍されている吉田利明さん。
吉田さんが栽培されているのは主にお米と梅だそうです。特にかつて地域の大きな産業だった梅の生産量はかつての半数以下となり、若狭町が梅の産地であると言えなくなりそうなほどに生産量が減少しているそうです。生産量の減少や耕作放棄地の解消などの問題を解決するためにも新規就農者を望んでいるが、かつてのように各農家が自分の経営だけを考えるのではなく、農家同士の協力関係を作り上げていく必要があると考えているそうです。
様々な分野で活躍されている地域の先輩方からのインタビューから参加者が感じたのは、「1つの仕事だけでなく複数の仕事や地域での役割をもっていて、半農半Xのような生き方は農業だけではなく、様々な業種でもあることである」ということと、どの先輩方も「日々を生き生きと楽しそうに生活されている」ということでした。また、どの分野でも自身の取り組みを様々な方面にしっかり情報発信していくことがお互いの理解を深めることや新しい協力のかたちを生み出していくという感想も聞かれました。